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2009/11
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君の心臓の鼓動が聞こえる場所
09年 日本 127分 カラー 16:9(2K DCP)
2009年10月24日公開 配給 ソニー(Livespire)
脚本・演出 成井豊 真柴あずさ
映像監督 佐藤克則
出演 黒川智花 西川浩幸 大森美紀子
40過ぎで独身のTVドラマ脚本家、典彦のもとに19歳の若い女性が訪ねてくる。実は典彦は14年前に離婚していて、彼女は14年前に別れたきり会っていない娘のいぶきだった。札幌に住む彼女が突然訪ねてきたのは、自分が書いた小説を出版してもらいたくてやってきたのだ。忙しさから彼女を邪険に扱う典彦。だが彼女にはある秘密があった…
クリスマスイブの一日を舞台に親子の愛情をファンタジックな設定で描いた芝居。クライマックスは感動的です。黒川智花演じるいぶきの必死な思いが胸をうつ。一方の典彦はストーリーの都合だとは思うものの素直な態度をとれない不器用さにイラっとしてしまう。
映像的には前作ほどのアレンジはないものの、回想シーンでは色を落とすなど生の舞台では見れないような効果を取り入れている。舞台とは別の作品であることを目指しているようだ。

新宿ピカデリー スクリーン

ファイナル・デッド・サーキット 3D
09年 アメリカ 90分 カラー シネマスコープ(日本語吹替え版)
日本公開10月17日(配給 ギャガ・コミュニケーションズ)
監督 ディヴィッド・リチャード・エリス
脚本 エリック・ブレス
出演 ボビー・カンポ シャンテル・ヴァンサンテン
シリーズ第4作。今はやりの3Dでひとつ作ってみました的な、あまり新鮮味のない作品だった。
アリ・ラーターのような魅力のあるキャストがいないのもいまいち。3Dの効果以外にも新しさが欲しかった。新作ではもう一度頑張ってほしい。
あと、XpanDは視野が狭い上にめがねをしてるとすぐにずり下がって非常に見にくい。導入が楽なせいかXpannDを採用している映画館が多いけど、眼鏡をしている人間にはあまりありがたくない。それに画面が暗いのも難点。

新宿ピカデリー スクリーン8
マイケル・ジャクソン THIS IS IT
09年 アメリカ 111分 カラー ビスタ*(IMAX上映)
日本公開 10月28日
監督 ケニー・オルテガ
出演 マイケル・ジャクソン
今年06年以来になる公演の準備中に急死したマイケル・ジャクソンのリハーサル風景を記録した記録ビデオを元にした記録映画。バックステージものであり、幻になった公演をリハーサルを使って再現した音楽映画でもあり、そしてマイケル・ジャクソンの死の直前の姿が見れる貴重なフィルムだ。ここに映っているマイケルはスタッフに優しく、とても真剣で、リハーサルでもすばらしい踊りと歌を披露している。しかし、これらの映像は本来なら観客に見せなかったもので、だとしたらわれわれはずっとこういったマイケルの姿を知らなかったわけだ。リハーサルの締めのスピーチなど、発表を前提としたものを聞くと、これだけを聞かされたらやっぱり変わった人だな、という感想を持ったはずで、変人のイメージのままだったと思う。もったいない人生だったのかも知れない。

109シネマズ スクリーン7*IMAXスクリーンでフルサイズ上映。


仏陀再誕
09年 日本 114分 カラー ビスタ
監督 石山タカ明
脚本 大川宏洋
声の出演 子安武人 小清水亜美 吉野裕行
天河小夜子はあるきっかけで悪霊が見えるようになる。駅のホームで悪霊によって電車に突き落とされそうになったところを元彼に助けられる。悪霊が死後の法廷で裁きを受け、地獄に落とされるところを見る小夜子。その後テレビの番組で超能力を使う新興宗教の教祖を見て興味を持った小夜子は教祖に会いに行く。教団が主催するセミナーに行った小夜子を元彼が連れ戻す。元彼は別の新興宗教の信者で、その教祖は奇病に罹った小夜子の弟に取り付いていた悪霊を追い払う。死後の法廷で、現代に仏陀がよみがえったという話を聞いていた小夜子は、この教祖がその話の仏陀の生まれ変わりだと知る。一方、悪のカルト集団のほうは、日本を支配する計画を進めていた。まず、巨大なUFOが東京を攻撃する幻覚を見せた。しかしこれに失敗すると、次にTV局をのっとり、TV電波に乗せて全国に大津波が押し寄せる幻覚を見せた。それにも失敗したので、今度は救世主扱いの小夜子を満員のドーム球場に連れ出し、大観衆の前で、教祖に従うように要求する。絶体絶命のとき、救いに現れたのは仏陀の生まれかわりの教祖だった。教祖の力によってカルト教祖に取り付いていた悪霊も取り払われ一件落着。
現代を舞台にしているせいか、いろいろな方面に配慮して、わかる人には解るが、そうでない人にはさっぱりわからない映画。一般の映画館で上映するわけだから、一般のお客も楽しんでもらえるような映画にしたほうが徳だと思うのだが。あと、映画に中で説教はやめたほうがいいと思う。まったく心に残らない。映画はアクションで見せるべき。

109シネマズ川崎 スクリーン10
母なる証明
09年 韓国 128分 カラー シネマスコープ
監督 ポン・ジュノ
脚本 パク・ウンギョ ポン・ジュノ
撮影 ホン・ギョンピョ
出演 キム・ヘジャ ウォンビン チング
前々作の「殺人の追憶」路線にもどったかのような犯罪スリラー。
ポン・ジュノの厭世的な世界観が土台になっている作品なので、細部の作りこみや魅力的な脇役などがあっても見た後の気分は重い。もっと素直に観客が感動できる作品をつくるべきだと思う。ラストシーンはポン・ジュノなりに希望を残したもの、だと思いたい。
「グエムル」の助っ人ホームレスよりも役が大きくなったユン・ジェムンが映画をなごませている(刑事としてはあまり役に立ってないけど)。あと、あいかわらずモブ・シーンはすばらしい。交通事故、現場検証、火葬場などなど。ポン・ジュノ作品を見るよろこびに浸った。

新宿バルト9 スクリーン8
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